こんにちは。
3月11日から一週間、
毎年、この日の前後、
暮らしと災害についての色々な思いが膨らみます。
特に、今年は5年の節目。
テレビ、新聞やWebなど、様々なところで、
例年以上に「防災」について取り上げられていて、
災害対策の大切さを再認識された方も多いのではないでしょうか?
当然のことですが、住宅を購入するにあたって、
防災性、災害対策は最重要チェック項目の一つですよね。
今日は災害への備え。
三州瓦の優れた「防災性」について、
“地震” “台風” “火事” 面からお話します。
最初は、地震への備え。
先ず、大前提として、
エサキホームの家の耐震性は
最高等級、「耐震等級3」に適合。
この「耐震等級3」の住宅は、
建築基準法に定められた基準の1.5倍の強さを満たし、
災害時の活動拠点(特定の消防署・病院)に
相当する耐震性を有していることになります。
性能の例えを聞くと、一層安心感が増してきますよね。
そして、もちろん、
エサキホームの「耐震等級3」は
三州瓦が葺かれた条件での適合。
「陶器瓦」葺きの耐震住宅として
安心、安全な性能を担保しています。
エサキホームの家には、
風説にある「重い陶器瓦の家は地震に弱い」は
当てはまらないのです。
地震の揺れで、家が倒れる、壊れるなどの被害は、
地震被害家屋の3つの発生要因、
①軟弱な地盤
②構造躯体部の強度不足
③家屋の形状、バランスの悪さ
に起因すると言われています。
エサキホームは社内に構造計算の専門部署を持ち、
木造の構造計算で一般的に用いられる簡略な計算ではなく、
鉄骨や鉄筋コンクリート造りに用いられる細密な計算を行い、
適切な壁量の確保や重量分布のバランスなどを算出。
そのデータに基づき建築することで、
“とことん”3つの発生要因を無くしています。
☆こだわりの細密構造計算に関しては後日に別投稿で~
つまり、地震への備えは、
屋根の素材、その重量は何であれ、
適切な構造計算に基づき建てられた家は地震に強く、
適切な構造計算を行わずに建てられた家は地震に弱い。
この点に尽きるのです。
昔の耐震基準(昭和56年以前)に建てられた住宅では、
3つの発生要因が満たされてないケースも多く、
「重い陶器瓦の家は地震に弱い」という風評へつながったようですね。
もちろん、三州瓦のメーカーも、
耐震性を高める技術開発を進めています。
軽量化はもちろん、例えば、
瓦と瓦をロックさせて固定することで、
破損、脱落が無いように改良したり、
金物などで瓦と屋根全体を固定して、
地震や台風で瓦がずれたり、落ちたりすること防ぐ
工法を開発したり、
震度7クラスの地震でも耐えられるように、
三州瓦そのものも日進月歩、進化をしています。
↓ 詳しくは三州瓦オフィシャルサイトなどを参照下さい。
次は、台風への備え。
素直に考えると、
「陶器瓦は重いから風に強い」ことは何となくわかります。
もちろん、そうなのですが、
ただ重いだけでは、猛烈な風の台風には耐えられません。
メーカーでは、
上記の「地震への備え」で紹介しました
「瓦と瓦のロック」や「瓦のずれや落下を防ぐ工法」などで
対策をし、テストを重ねて、
高い耐風、防水性能を実現。
安心、安全な屋根へと進化させています。
最後は、火災への備え
こちらも、素直に考えると、
「陶器瓦はやきものだから火に強い」。
まさにそのとおりで、
建築基準法で「不燃材」に指定されていて、
屋根からのもらい火を防ぎます。
三州瓦に代表される陶器瓦は、
地震や台風などの災害に強い屋根材なのです。
今回の「防災性」は大切なことなので、
お伝えしたいことが山盛りとなり、少々長い投稿となりました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
三州瓦については「断熱性」や「防音性」など、
これまでの投稿ではお伝えできていないことがまだまだあります。
そのことについては後日、日を置いて投稿しようと思います。